本のご案内 (その1)


「アクチュアリーの書いた生命保険入門」

(INSPRESS◎積文堂 定価1,800円)

みかけは固い本のようですが、中を見て頂くとわかるように、イラストも入っていてとても読みやすい本に仕上がっています。

契約の時に受取る約款・ご契約のしおりは読みにくく、頭に入りにくくても、この本は濃い内容がわかりやすく説明されています。

この本を読んで頂いて、これで生命保険のことは何でもわかった・・・というわけには行きません。生命保険のしくみは複雑で、一度聞いただけでは覚えられません。生命保険に少しでも興味のある方がこの本を手元に置いて頂ければ、基本になる所がきちんと理解できますし、後日忘れてしまった時にもゆっくりと見直して頂くことができると思います。

第2部では「保険証券の読み方」を説明しています。ちゃんと考えないで勧められるままに生命保険に入ってしまったという方も、ご自分の保険にはどういう保障がいつまであるのか・・・が少しはわかるようになると思います。

大きな書店でしたら「保険」のコーナーに並んでいます。定価1,800円(税込)です。書店でもお求めになれますが、このページからお申込頂ければ、郵送させて頂きます。是非一度ご覧下さい。

皆様ご存知かもしれませんが、inswatch express管理人の森田直子さんがこんな嬉しい書評を inswatch(http://www.inswatch.co.jp) に寄せて下さいました。

アクチュアリーのこだわり 
−「アクチュアリーの書いた生命保険入門」(著:坂本嘉輝)を読んで−  

生命保険を初歩的なことから学ぼうとする時、その手の書籍は数こそあれど、 教科書となる本として適したものを見つけるのはなかなか難しいかもしれない。 その理由は、生命保険を解説するには専門用語の列挙を避けて通れないからだ。  

より正確に書こうとすればするほど、また専門家であるほど、その傾向は強く なり、すべてを正しく書くとまるで保険の約款のように意味不明な表現に近づい ていかざるを得なくなるのが悩ましい。学ぼうとした人を遠ざけることになりか ねないのが保険の厄介な部分でもある。  「アクチュアリーの書いた生命保険入門」は、アクチュアリーという、保険の 超専門家である筆者(坂本嘉輝氏)が、あくまでも「わかりやすさ」にこだわっ て書かれたものである、という点がまずは大変興味深い。保険入門者への教科書 的な位置付けとして最適と言えるような、基礎中の基礎を丁寧に解説した一冊だ。    

同時に、単に初心者向けということに留まらず、保険代理店や保険の営業マン など”一般ユーザー(保険の素人)に保険を売る”という使命にある人たちにと っても胸に響くものがあり、生命保険を説明する際の具体的な言葉遣いや表現手 法を、あらためて学ぶ機会を与えてくれる。  

「わかりやすさ」とは、時に曖昧さや誤解を与える弊害もあるという葛藤がつ いてくる。こと生命保険の営業現場において、難しいことをわかりやすく表現す ることが、いかに骨の折れる作業であるかは、現場経験者なら誰しも少なからず 実感していることではないだろうか。故に、筆者の熱意やこだわりや苦心が、臨 場感として随所で体感できる点もこの書籍の面白さと言えるだろう。  書籍は大きく2部構成となっており、前半は生命保険のしくみや目的などの基 礎を網羅し、後半は保険証券の解説として、具体的に第一生命保険の保険証券実 物をそっくり複写提示して、その具体的な内容を丁寧に解説している。1社の一 商品だけなのですべてを網羅できないが、しかし具体的な保険証券の解説は書籍 としてはあまり例を見ないだけに、非常に参考になるので是非注目頂きたい。  

生命保険を知りたい人、あるいは生命保険業界に生きる人にとって、いろいろ なヒントが詰まっている、また多くを考えさせられる、生保基本の教科書として 手元に置いてほしい。                   

((有)エヌワンエージェンシー 代表)

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本の目次

第1部 生命保険入門

1. 生命保険って何だろう              2. 保険のはじまり
  3. 生命保険のはじまり               4. ロンドンの賭け屋
    5. たのもし講 − 保険、らしきもの  

6. 保険が必要ない人、保険に入れない人   7. 死ぬのはいやだ
  8. 長生きするのが怖い               9. 病気になったらどうしよう         
    10. まとまったお金がほしい          

11. いつのまにか、知らないうちに        12. 損金の魅力                 
   13. 粉飾決算?                   14. 気が付いたら、そこに
     15. 保険料と保険金          

16. 契約者・被保険者・保険金受取人      17. 生命保険、入ってますか?
   18. あなたの保険 どういうの?          19. 保険はギャンブル?
     20. 保険会社はギャンブラー?

21. 1人が万人のため、万人が1人のため    22. 生命保険の利用法 (個人編)
  23. 生命保険の利用法 (法人編)         24. 乗り換え
     25. 保険金(給付金)を貰える場合、貰えない場合

26. 法は権利の上に眠るものを保護しない    27. 保険料が支払えない
   28. 保険契約の変更                 29. どんな保険に入ったらよいの?(個人編)    
      30. どんな保険に入ったらよいの? (企業編)

31. 行く川の水の流れは絶えずして        32. 保険料はどのように決まるか
   33. 掛け金(保険料)は高すぎない?       34. 保険会社は儲けすぎ?
      35. 保険会社は儲からない?

36. 簡保・共済と保険                 37. 格付ってなあに?
   38. ソルベンシーマージン比率って         39. どこの会社が危ないの

40. あぶない会社の保険に入ってます。どうしよう
   41. お役所のお墨付き             42. 自己責任の原則
     43. アクチュアリーって?


第2部 保険証券入門

1. 保険証券を読んでみよう             2. 保険証券は、契約書?
  3. 保険契約の契約書                 4. 『ご契約のしおり − 定款・約款』
    5. 万一なくしてしまっても

6. 保険証券の表側                  7. 相互会社と株式会社
  8. 保険種類、保険の名称               9. 保険種目?        
    10. 契約日         

11. 被保険者の契約年齢              12. 証券番号                 
   13. 主な保険金等の内訳              14. 主契約
     15. 有配当・無配当         

16. 保障に関する特約                17. 配当金の支払方法
   18. 保険料の支払い方法               19. 保障以外の特約
      20. 予定利率、その他

21. 契約者、被保険者、死亡保険金受取人    22. 通信先(集金先)兼保険証券送付先
   23. 指定代理請求人                 24. 解約返戻金表
      25. 作成年月日

26. 「ご契約のしおり-定款・約款」をご覧ください    
   27. お疲れさま                  28. 最後にちょっとだけPR  

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