アクチュアリー会が「標準生命表」の改正案を公表しました。
　　http://www.actuaries.jp/info/seimeihyo_pb.html

この「標準生命表」というのは、生保会社の標準責任準備金の計算に使用する、いわば法律の一部のようなものですのでパブリックコメントの形での公表になっています（とはいえ、多分修正されることはないでしょうが）。

生保会社各社は来年4月以降、この生命表にもとづいて保険料改定を行なうことになると思います。

少額短期保険業者についても、この生命表が公表されてしまった以上、生命保険あるいは医療保険関係の商品については、この生命表にもとづく収支の検証が必要になると思います。

場合によっては保険料の見直しが必要になるかも知れません。

新しい生命表の死亡率は現行のものとくらべて、特に高年齢の所でかなり大幅に引下げられています。
また今回新たに医療保険用の死亡率というものも作られています。

生命保険あるいは医療保険関係の商品を扱っているのであれば、ちょっと見て、担当のアクチュアリーの方にもお知らせください。

坂本　嘉輝